黒パグ・すももと暮らすオーストラリア

アデレード編

すもも 耳手術記録 その①

   

すももは1か月前に両耳の手術をしました。
手術名は Lateral Ear Resection (Zepp’s technique)
日本名だと「外側耳道切除術」
実は、すももに受けさせるか迷った時期、この手術を愛犬
に受けさせた飼い主さん達の手術に関するブログを読み
まくりました。
ただ、すももはブログのワンコ達と違って、麻酔のリスク
が高いと言われる鼻ペチャのパグ犬。 
すもも 横顔
麻酔の心配は最後まで残りましたが、ブログはとても心強く、
勉強になりました。
そして現在、すももの手術は成功して、だんだんとキレイ
な耳になってきていますし、やってよかったと思ってます!
以下、手術に至った経緯と手術までの日記です。
ちょっとしんみり&長くなりますが、私のその時の気持ちも
記録しておきたかったので、書きます。
Lateral Ear Resection「外側耳道切除術」とは?
犬の耳道の形は、鼓膜まで L(エル)字 になっており、
手術では、縦の耳道である垂直耳道を切開し、
水平耳道を直接外側にもってくる、
というもの。
すももに当てはめると…。
すもも 耳手術 
耳の中が蒸れると、細菌など感染しやすい環境が作られ
ますが、これにより水平耳道までの道が広くなるので、
通気性がよく、外耳炎予防になります。
パグは垂れ耳なので、耳が湿った状態になりやすく、
すももは頻繁に外耳炎にかかってきました。
2014年1月31日
目のケガで病院へ。
すもも 目
その際、ちょっと気になっていた耳について
(耳掃除を毎日してもしても、すぐ汚れてた)
尋ねてみました。
またお薬をもらうのかなあと、いつもの感じで思ってたら、
先生は耳を見た途端、「Very bad~~」と言って、
出来モノ切除と同時に耳の手術もしてきました。
目や出来モノよりも一番耳がひどいということと、手術
ということで大ショック…
もっと手術の事を聞きたかったのですが、まずは目を治そう
ということで終了。
この日から、ネットで調べまくりました。
2014年2月3日
目と耳の診察。
耳の詳しい説明を受け、手術で同時にするおなかの
出来モノ切除と合わせた見積もりを貰う。
すもも 耳手術
手術による効果、副作用など聞く。 
私たちとしては、まだこの時点で出来れば手術しない方向で
行きたかったので、先生にその旨伝えました。
しかし、このままイヤークリーナーでの洗浄と点耳薬による
治療を続けていくことも出来なくはないけど、
今までの外耳炎により、耳外道が狭くなってきているので、
洗浄も難しく、薬も奥まで届きにくく、ケアはかなり大変と…。
先生は本当に丁寧に何度も説明してくれましたが、やっぱり
決断出来ず。
この日は今までより強めのイヤークリーナーと点耳薬をもらって、
様子をみることに。
それから、主人とも何度も何度も…話し合いました。
手術したほうがその後のケアも簡単、そしてすももにとっても
耳に空気が入り今までのように菌が溜まって痒くてつらい思いを
しなくても済むから快適なのではないかと。
不安は麻酔と術後の副作用や痛い思いをさせてしまう事。
毛も剃られるし、可哀そう。
でも…
痛みは鎮痛剤を与えられる、当然毛もいづれ生えてくる。
毛のことなんて私たちが見た目で思うことですももには関係ない。
何よりすももの事を考えたら…外耳炎から解放させてあげたい。
こういう思いがグルグル…
手術に関する日本語、英語、様々なウェブサイトと掲載されている
写真、また、経験された飼い主さんのブログを読みあさっては涙、涙。
すももの耳がまさかここまでになるとは。
(つづく)


今晩のすもも。
パパの足を枕にしてゆっくり 
すもも 横顔

 - すもも